Workshop
となりの宇宙 - 2
にじみ絵のワークショップ、 小石をくっつけるワークショップ
May/02/2015   FIGYA Osaka

 

ワークショップの作品と自分の作品と一緒に展示をする企画。
初めに壁面に石やドローイング、無作為なオブジェをインスタレーションとして配置する。
ワークショップの後、参加者の作品を壁面に足して行く。世界に色が増え、様々な視点を知る。
ひとつひとつの違う宇宙をみるようだ。何かをしようとしたり、ただ現象に反応した結果であったりするのだが、なにかにみえたりみえなかったりすることがコミニケーションを豊かにする。

にじみ絵のワークショップでは、絵のうまい人も、普段を描描かないひとも、子どもも大人も同じに、うまくもありへたでもある。というのは、絵の具の色も形もにじむ範囲もスピードもコントロールが難しい。コントロールしていたつもりでも、乾いて眺めた時の印象は描いていたときと違う物になる。意図に反して滲んだ絵の具への反応も人それぞれである。濁りを防ごうとすこともあれば、どんどん混ぜて、柔らかくなった紙に跡を付けるて遊ぶ事もできる。輪郭の定まらないイメージは、描き手にも鑑賞者にも無限の想像力を与えてくれる。

小石をくっつけるワークショップでは、参加者それぞれが近くの公園へ小石を拾いに行くところから始まる。石の色形や大きさから、石以外の物、それぞれが吟味して拾ってくる。拾ってくるものにも趣味が表れる。
小石を見立てる。ただ高く積み、ただ自立する為の形である場合でも、眺めるたびに形は発展していく。
材料や方法の限られている中で観察と発展するイメージと工夫を無意識に結びつけて形を立ち上げている。無意識のもと、頭の中で行われるイメージの操作が興味深い。